床屋・理髪店・バーバー


  1988年5月にに単身赴任を終えて大阪から金沢に帰ってきた。早速、近所の床屋にいった。客は何人いたか忘れたが長い間待たされた。私の受忍限度を超えたので何も言わずに店を出て家に帰った。

 すぐ、家内に散髪してくれと言って無理やりハサミでチョッキン、チョッキンやってもらった、それ以後、散髪は自宅で家内にやってもらうことになった。その後、電気バリカンを買ってハサミと併用している。大阪にいた時は電話で予約してOKの時間になったら電話がかかってくるので待つことは無かった。私は仕事以外は待つことが嫌いである。自分でどうでもなることはどうでもしたいせっかちな方である。

 私にしたらどっちでも良いのだが襟足から後頭部にかけての整髪に長い時間と同じ姿勢を要求されるのがこれまで苦痛であつた。はやくて45分位かかっていた散髪時間は半分以下の20分くらいで済み非常に楽である。家内は「虎さん、虎さん」と呼ぶが私は見えないので「どっちでもええがいや、3日もすれば判らん」と言って現在に至っている。

 散髪は脱衣所の前でやってもらい、終わったらすぐ風呂場に行き洗髪し、髭を剃り、風呂に入り、出てすっきりしたところで一連の合理的な行動は完了する。その間に家内は掃除をしてしまう。床屋で散髪をし洗髪をしてもらっていた頃は、自分の感覚にぴったり来ないので家に帰ったらいつも洗い直していた。

 ただし、自家散髪を始めてからこれまで3回だけ床屋に行ったことがある。
  1回目は家内が1993年に入院した時で、手術の開始時間が予定より遅れたのでその間に病院の地下の床屋でやってもらった。
 2回目は何時だったか忘れてしまったが、家内とけんかをしていてやってくれなかった時。翌日結婚式に出席のためやむなく金沢駅構内の百番街の床屋でやってもらった。
 3回目は同じく家内が1回目の病気と違う病気で入院していた2002年の年末、やむなく前述の床屋とは違うが近くの床屋でやってもらった。

 私が小学生の時の散髪代は30円であった。現在は安いところで1500円(店頭に表示してあり)、普通の床屋さんは3500~4200円、美容院で4800円らしい。高いヘアーサロンは?である。