先日、世話のなった人の葬儀で香典帳の係りをたのまれた。これまで香典は幾度となく葬儀場へ持参したが、香典を受取る側を初めて経験した。受取る側としてこれまで気の付かなかった事が色々あった。
改めて広辞苑をみると、香典・香奠 : 死者の霊に供する香に代える金銭。とあった。
記帳は昔ながらの手書きでする場合や、葬儀社のパソコンに記帳専用ソフトがありそれを利用する方法の二つがある。字の下手な私にはパソコン利用で金額、名前、住所の入力欄がありそこに入力すれば頁ごとの小計と全頁の合計がでて現金との照合が一発でわかるようになっているので便利である。プリンタもセットされている。
香典は最低、名前と金額を書くが「住所」を書いてもらうとありがたい。記帳は当地では家族や親戚以外の者が行うので会社関係であれば○○会社○○○○と書けばそれで判るが、個人名の場合は、近い親戚は別にして住所の記載がないものはどの町の誰なのか、どんな関係なのかが家族は一見して判らない事が多いと思う。
香典袋も、中袋があるものにお金を入れ金額、住所を書くものより、袋にそのままお金を入れる香典袋の方が銭勘定が早く記帳も楽で合理的であるが・・・
字は上手下手にかかわらず誰でも読める字を書いてほしいし、スタンプ印も鮮明に押してほしいものである。これなども判読するのに困ったものがあった。字は薄めのペン等を使って書くようにするのが「正」らしいが私はした事がないし、受取ったものにもそのようなものはほとんどなかった。
WEBで拾った薄めのペンを使う理由
香典袋に名前や表書きを書くときは少し薄い目の筆ペンなどで記入します。これは「涙ににじんで薄くなる」という意味や、元々は墨を擦って筆で書いていたので「急なことで墨を充分することができなかった」というような意味を持つようである。
他には、祝儀、不祝儀のどんな場合に使えるように「記入する紙が別の紙」になっているものも一見便利なようだが記帳する方としては名前と金額が別の物になるので紛失の恐れがあり・・・である。
市町村の読み方は、アマチュア無線をやっているので平成の大合併で出来た読みにくい市町村名も全部読めるのでこれは便利であった。しかし、初めて見た名前で読めないものが2件あった。
これは受取る側の立場で書いているので・・・な所もあるがこれから香典を持参する場合の参考に会社関係以外はしっかり住所を記入する事にしたい。と思った。皆さん、如何なものでしょうか?。