リットルの記号はアルファベットのエルの小文字の「l」であるが、数字の1と間違えやすいので私は、何十年も昔から小文字の筆記体の「ℓ」を使っている。
「ℓ」←環境依存文字:パソコンの種類や環境(OS)に依存し、異なる環境で表示させた場合に、文字化けや機器の誤作動を引き起こす可能性のある文字のこと。
先日、何か忘れてしまったが、容量「0.8L」とか「2L」を見た。単位で大文字は人名に由来するものと記憶しているが・・・800mlとか2000mlの表示のまともなものもある。
調べてみるとかなり以前の計量法の改正で「L」でもOKのようである。以下、ウイキペディアで拾った記事から。
リットルの単位記号は国際単位系 (SI) の規定では、大文字・立体の L または小文字・立体の l が正しい。日本の計量法上も同じである。
l から L へ
当初、リットルを表す単位記号は小文字・立体の l だけであった。SIにおいては、人名に由来する単位については記号の一文字目を大文字にし、それ以外の単位は全て小文字で書くことになっていたからである。しかし、多くのラテン文字を由来とする文字を使用する国では、筆記体のアラビア数字の 1 を単に垂直の線のみで示すのが一般的であり、これとラテン文字の小文字の l とは酷似しているため、誤認されることがあった。
1979年、第16回CGPMは、小文字・立体の l 以外に大文字・立体の L もリットルの新たな単位記号として用いることを採択した。また、将来この2つのうちのどちらか1つのみを正式なものとして選択されるべきであると表明されたが、1990年の会議ではまだその時期ではないとされた。
したがって、現在でも l と L のどちらを用いても正しいが、日本では産業技術総合研究所が、大文字・立体の L を使用することを推奨している。法令においても例えば農林水産省の「飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令」は、「L」を用いることを規定している。
一方、アメリカ標準技術局 (NIST) は、SP811において、アメリカ合衆国では大文字 L を使用すると規定している。このためSI文書のNISTバージョンであるSP330においてもリットルの記号として L のみを掲げている。なお、合衆国政府印刷局のStyle Manualにおいても、大文字 L を使用すると規定している。
このような事情から、現在では日本においても、記号 L の使用が優勢となっている。
が、私は怪しいものだとみている。