サーキュレーター


 タイトル「電気ストーブ」でも書いたが、私は寒がりの暑がりである。夏の冷房は良いとして冬の暖房はどうもいけない。エアコンは天井部は暖かくなるが床部分は一向に暖かくならない。そんな訳でDKの食卓の下にも400/800Wの電気ストーブを置いている。

 サーキュレーター(Circulator)と言う空気、液体などの循環装置があることは以前から知っていたが実際には使った事が無い。そこで今日は扇風機をサーキュレーター代わりに使って部屋の温度変化の実験を行ってみた。(DKの広さは約10畳、エアコンのセット温度は27℃)

 2006年1月22日の05:10から実験開始。気温は0.5℃、扇風機は100Vの中速で消費電力40Wのものを使った。温度センサは床上70cmと150cmの位置にセットした。

 床から扇風機の羽根のセンターまでの高さは200cm。(電子レンジの上に置いた)

時間 床上70cm
温度[℃]
床上150cm
温度[℃]
温度差
[℃]
備考
05:10 9.5 10.2 0.7  
05:15 9.6 14.2 4.6  
05:20 10.0 19.1 9.1  
05:25 10.2 19.0 8.8  
05:30 10.3 19.5 9.2  
05:35 10.4 20.2 9.8  
05:40 10.4 20.6 10.2 ←測定後扇風機を回した。
 30分経過で上下の温度差は10.2℃である。
05:45 13.7 19.2 5.5  
05:50 14.8 19.7 4.9  
05:55 15.3 19.7 4.4  
06:00 15.7 19.9 4.2  
06:00 16.0 20.1 4.1  
06:10 16.3 20.4 4.1  
06:20 17.2 21.3 4.1  
06:30 17.5 21.3 3.8  
06:40 17.7 21.3 3.6  
06:50 18.0 21.5 3.5  
07:00 18.2 21.7 3.5  

 


 扇風機(サーキュレーター代わり)を回さなければ上下の温度差は10.2℃であるが、回す事によって温度差を3.5℃までに縮まった。つまり下は6.7℃暖かくなったと言うことである。

 これにより電気ストーブをつけなくて済む様になった。家内に聞いてもストーブは要らんわと言うことである。400Wまたは800Wの電気容量が1/10~1/20の容量になって省エネになった。

 皆さんもやって見られたらどうですか?。ただし、実験に使ったエアコンは1993年製なので現在の物より性能は悪いと思われる。また、外気温度によりエアコンの性能は変わるし、部屋の密閉度合いによっても変わるので参考として見てください。