リコール


 トヨタがリコールで世界中を賑わせていたが、私の関係する電気の業界でもよく製品不良がありその都度、電機(電気・電器)メーカーから製品(部品)の交換依頼の文書が回っきたりメーカーの訪問説明がある。あるいは業界雑誌にその案内がなされている。ナショナル(現パナソニック)が長期にわたりTVやチラシで不良の灯油ストーブを探していたが、同じ様に「もう交換はお済みでしょうか?」の案内が業界雑誌に掲載されている事もある。    
    
 今年の2月ごろにもある大手電機メーカーが製品(部品)不良を出し私の方でもその後始におおわらわである。昔であればその使用リストを検索、作成するだけでも大変な労力であった。現在はコンピューターのお陰でその手間は軽減されたがそれでも現場(現地)対応は従来通りの人海戦術で大変である。    
    
 原因は、製品を彼の某国で生産しているが部品の一部をこれまでと違うものに替えてから起きているようだ。    
    
 聞くところによると、つい最近も同じメーカーの別の製品であるが、同じ彼の某国で生産しているものが製品不良を出したようである。    
    
 原因は前述の件と同じく部品の一部を替えてから起こったようである。競争力を付ける為にコストダウン?を行いそれが裏目に出たようである。国内メーカーの海外生産品への品質保証が問題になっているがここでも浮き彫りにされたようである。    
    
 部品、方法、材質等を変えた(変える)場合の性能、能力についての事前と事後の検証がどのようになっているかが問題である。かつ、国内の品質保証体制が国外の自社工場への影響力も問題である。    
    
 要は、安心、安全な物作りに私も含め全産業人が努める必要がある。