CTの2次側開放・その2


 電気あれこれNo.47(2008.01.12)に「CT(変流器)の2次側開放」を載せた。前回は銅帯貫通形の低圧CT 2,000/5A 40VAのものであったが、今回は1次巻込形の高圧の100/5A40VAのものを測る機会があった。 

 高圧CTであるが高圧負荷かけなくとも問題はないので低圧3φ200Vの約30Aを流しCT2次側端子の k l を開放しCT1次電圧(電源電圧)、CT2次電流、CT2次電圧を測定した。測定結果は下図のようであった。

 1次巻込形のCTは馬力があるのか(^-^)、前回の銅帯貫通形のCTの場合は1次400Aで290Vであったが今回は1次30Aで665Vの電圧がでた。それでもCT2次側の耐電圧値は2,000V 1分間なので触らなければ問題のない電圧である。