遠方に住まいする電気の素人?が家の分電盤がバチンと音がしてメインとブランチのブレーカが飛んで、かつ、テーブルタップのプラグからから異臭がするけどどうしたらいいのかとの電話があった。
話を聞いてみると写真のコンセントの上の受け口から冷蔵庫の電源を取り、下の受け口からテーブルタップを使い電子レンジと炊飯器おまけにトースターの三つを使っているとの事であった。写真は電話後にメールに添付してもらったもの。
「タコ足配線やさかい、ほんなもんなるのがあたるまいやがいね」と方言で言った。冷蔵庫はサーモでコンプレッサの入り切りはあるが24時間連続運転である。電子レンジ、炊飯器、トースターは同時に使うことは少ないと思うが炊飯器は保温機能もあるので同時に使うことが ある。
コンセントの受け口は1つ~3つ(連用で4つ以上のものもあるが)のものがあるけど最大でも1500Wしか使えないよ、10分程度なら1500Wでもええけど普通は8割の1200W以下に抑えて使用すればまず問題はない。と、言うようなことを話して近所の電気屋さんに修理を依頼してみてくれと電話を切った。
4月から住み始めて6カ月程度でこの場合のタコ足配線は、発熱でプラグ、コードが劣化して行きついにはショートにいたり発煙、発火、ブレーカのトリップになる。今回は火事にならなかったことが不幸中の幸いであった。
電気屋の私はタコ足ではないけどコンセントからテーブルタップ等を使い多くの負荷を取ることがあるが容量は高々500W程度である。素人さんは容量にお構いなくタコ足で負荷を取って平気で使って後から問題となる。
こんなことは小学校の5年生になったら理科の時間に実験を通じて教えるべきでないかと思うが如何。翌々日に電気屋さんに直してもらい使用上の注意その他を受けたようでヤレヤレである。