U,V,Wとかu,v,wは変圧器のJIS規格によって決められている。配線(電線、銅帯等)の相についてはR(第1相)、S(第2相)、T(第3相)が一般的でほかに1、2、3とかA,B,Cなどもたまに見る(聞く)事がある。しかし、この相については公的な決まりがなく慣習的にそう呼んでいるようである。
一方、色別については百花繚乱?のごとく「てんでばらばら」である。3φ3Wの赤、白、青、1φ3Wの赤、白、黒、3φ4Wの赤、黒、青、白が建設省仕様→国交省仕様→公共建築設備標準仕様と変遷があったが現在これが一番多用されているのではないかと思う。内線規程やJIS C0446は中性相や接地側だけを規定しており、内線規程では白、灰でJISでは白、薄青となっている。が、現実、灰色とか薄青色のIVとかEM-IEがないので結果的に白になっている
参考、現状のIV,EM-IE/F電線の色は赤、白、青、黒、黄、緑の6色である。
何故か日本電機工業会規格のJEM1134は昔から中性相、接地側は黒である。いい加減に替えればいいのになぁと思うがそのままである。電電公社(現NTT)では3φ3Wの100Vの電線は白、黒、黒で200Vは白、赤、赤、である。接地側電線は白、つまり一般的にR相と言われるところが接地相である。ただ、これも銅帯になると白、黄、黒の色別となる。電電公社の場合、真ん中のS相が接地側と思い込んでいると大きな間違いを起す。1φ3Wは黒、白、黒で中性相は白である。
ただ、私の知る限りどこも直流(DC)のP極(正極)は赤、N極(負極)は青になっている。接地線は緑のみと黄と緑の縞模様の二種類があるが圧倒的に緑が多い。
今日たまたま無線アンテナのメンテナンスの為屋根に出た。ついでに北陸電力さんの色別を見ると下の写真のようにR-赤、S-黄、T-青となっている。
写真2.我家の横の電柱・拡大写真 R相 赤、S相 黄、T相 青