11月の初めに富山市の「(有)タケオカ自動車工芸」を見学する機会があった。説明をしてくれた専務?の武岡さんが町工場と言っていたがその通りの工場内であった。
昭和57年からミニカーの製造を開始して、平成8年、地元の北陸電力と電気自動車の共同開発を行い手作りで電気自動車を作っている。フレームの一部とボディは自社製作だがその他は購入部品である。
生産している小型電気自動車の一種 ミリューR(1人乗りEV原付ミニカー)の諸元は下記の様である。
最高速度 60km/h 寸法(長さ2.15m 幅1.14m 高さ1.35m)
1充電走行距離(平均速度45km/hで)55km 冬場は暖房使用で45km
充電は家庭用100Vコンセントで手軽に出来るとある
回生ブレーキを採用
車両本体価格 ¥798,000円
ほかにも3種位を生産しているが全て受注生産で納期は1カ月程度らしい。現在、トヨタが今年7月2日から同種のEV「COMS」を\668,000円で販売している事やホンダ、日産、ダイハツ等の自動車メーカーが参入を予定しており10万円以上のコストダウンが最大の課題であると言っていた。
頑張って大手に対抗してほしいものである。