電気屋さんはなぜか、「活かせ」、「殺せ」と物騒な事を平気で言う。
「活かせ」とは、電気(電圧)のスイッチを入れるとか、予定している事を行うとか、接続(回路をつなぐ)する事を言う。また、この回路は活きていると言っている場合は電気(電圧)が来ていると言う事を表す。(活線状態と言う)
「殺せ」とは、「活かせ」の反対で電気(電圧)のスイッチを切るとか、実施している事を止めるとか、開放(回路を外す)する事を言う。この回路は死んでいると言っている場合は電気(電圧)が来ていないと言う事を表す。(死線状態と言う)
「活きたまま」、と言うのは、電気(電圧)が来ている事を言い、この状態で電気工事(作業)を行う事を活線(かっせん)作業と言う。じゃ反対の死線作業はあるのかと言う事になるがそれは無い。一般的には停電作業と言っている。
また、電気が来ている事を充電されているとも言い、その部分を充電部と指している。電気を活かすも殺すも電気屋次第だね。
一般家庭の電気も昔は電力会社の作業停電と言うのがあって30分とか2時間とかの停電は年に1回くらいはあった。が、最近は「電気を止めないで」と言う要求(要望)強いのか、電力会社の姿勢なのか作業停電は無いようだ。ほとんど活線作業でやっている。
欧米から見ると日本の電気料金はちょっと高いレベルまでに下がった。ただ、上記も含めた電気の品質となると電力会社の肩を持つ訳ではないが、世界一高品質の電気を供給している事は間違いないようである。あと、雷様による瞬時電圧低下をなんとかしてもらうと非常に助かる。電気を活かし続ける工夫をお願いします。電力会社さん。