1998年の改正省エネ法によって「トップランナー方式」と呼ばれるエアコン、冷蔵庫の省エネタイプのものが出て★★★☆☆(星3つ)とか★★★★★(星5つ)の物が電気量販店のチラシに載っている。我家の冷蔵庫は容量448Lの1997年製でトップランナー方式以前のもので年間の電気代は15,000円程度である。現行のパナソニックの★★★★★(星5つ)の容量451Lの物の年間平均電気代は5,060円となっている。
話半分にしてもかなりの省エネである。
電力用変圧器(1φ10~500kVA、3φ20~2000kVA)は2006年(油入)~2007年(モールド)にかけてトップランナー方式に移行していった。
先日、地元で行われた「MEX金沢2013 第51回機械工業見本市」で、汎用誘導電動機も2015年4月からトップランナー方式になると言う事で富士電機がインダクションモータ(誘導電動機)の省エネ比較の展示をしていた。写真参照、他には酉島製作所のエコポンプの紹介があった。
誘導電動機の IE1(標準効率)、IE2(高効率)は現行のJIS規格にあるがIE3(プレミアム効率)は未だなく2015年となるようである。
メガソーラの出力も九州地方で日本最大級の8万kWの物が来年初めには稼働するようだ。政府は原発再稼働を予定して発電コストを下げたいようだが、省エネと再生可能エネルギーのさらなる利用や火力発電所の効率化を計って原発に頼らないエネルギー政策を進めてほしいものである。
それにしても、日本原子力研究開発機構の東海村実験施設の放射性物質漏れや敦賀市のもんじゅの重要機
器の点検漏れが相次ぎ「組織が弛緩しきっている」との指摘もあり、正にその通りだと思う。こちらの方言で言えば「おめら何しとんがいや、だらでねぇがかいや」となる。