経済産業省は19日、北海道の地震発生から全域停電(ブラックアウト)までの約18分間の電力需給データー(周波数変化)を公表した。周波数( Hz・ヘルツ )の変化は下図のようである。
滅多にみられない貴重なデーターである。
北海道電力は略称:北電 北陸電力は地元では「北電」と呼んでいるが、電力業界では「陸電」と呼んでいる。同じく電力系電気工事会社の北陸電気工事は「陸電工」と呼んでいる。
本州 ⇔ 北海道は現在、直流連系で60万kWを融通出来る。2019年3月には90万kW予定であるが、これの見直しも経済産業省は考えているようだ。「北本(きたほん)連系と呼んでいる」
50Hz(東京、東北、北海道電力)と60Hz(中部、北陸、関西、中国、四国、九州電力)との直流連系(周波数変換)は現在、120万kW → 2026年までに段階的に300万kWとなる予定。
中部電と関電、北電(陸電)と関電はすでに交流500kVで連系をしており、中部電と北電(陸電)が交流で連系した場合、関電を含めた3社にまたがる大きな交流ループ系統になり常時の潮流調整が困難になるため直流連系設備を中部電と北電(陸電)で設けている。中部電交流77kV - DC125kV 2400A 30万kW ‐ 北電(陸電)交流66kVで連系している。
https://ja9yx.jimdo.com/電気あれこれ/no-242-2014年10月20日-直流連系/
電力融通(連系)について絶筆となった我が友人の一文。
https://ja9yx.jimdo.com/電気あれこれ/no-150-2011年12月05日-電力融通/