無電柱化


台風15号の千葉県襲来(2019年9月9日)で電柱その他に甚大な被害が出て未だに復旧ならず現地は大変なことになっている。当初は3日間くらいで電気を復旧させると東京電力は言っていたが、状況の把握がおおざっぱで二転三転して復旧は9月27日を予定しているようだ。これも怪しいが・・・

 

昔、TVを「電気なければただの箱」と揶揄される代表選手になっていたが、以前からもそうであるが「電気」がなければ何事も「ニッチもサッチ」もいかない。今回はポンプ場の電気も止まり断水のダブルパンチである。

 

津波、地震などの被害の場合は、倒壊建造物の瓦礫や道路損壊部分の修復、山地や崖の崩壊土砂の撤去が大きな問題となる。今回は、倒れた電柱の数が半端でなく、かつ、被害が県内全域と広範囲にわたり、各電力会社(協力電気工事会社含)の協力を仰いで対応しているが、「おっつかない」のが現状であると思う。

 

災害国日本は災害のたびに後手ではあるがいろいろ学びその対応策がとられていく。9月15日~16日のローカルの北國新聞の千葉県内台風被害の対応策に関連する記事が下記である。

電柱強度の基準見直しや無電柱化が出てきている。が、私としては無電柱化を進めてほしいと思うが如何、無電柱化は2017年度末で国交省の資料によれば東京23区で8%、大阪市で6%である。地元金沢では、県庁、市役所、金沢駅周辺や観光名所の一部程度である。台風、地震、水害も考えれば完全水没でも対応できるようにし水が引いて再送電(配電)が可能な設備であればと思うが、費用対効果が・・・