気温と周囲構造物の温度差・その1


今は春なので大したことがないが、夏のカンカン照りの時、気温に比べ、道路面や屋外のトタン屋根、瓦屋根、建築構造物や各種設備の外面温度が高くなりうっかり触ればやけどをする事も考えられる。他にはそこに這わせたケーブルや電線の表面温度が上がりケーブルや電線の最高許容温度を上回る事も考えられる。

 

本来なら、ケーブルや電線に電流が流れて電線の温度が上がり周囲温度+温度上昇値が絶縁物の最高許容温度

以下であれば電線が焼ける事は無いが、周囲温度(構造物の外面温度)が気温より高くなり、かつ、電流による発熱も加わり絶縁物の最高許容温度を超えれば問題が生じる。

 

ビニルであれば、最高許容温度は60℃で、短絡時(短時間)最高許容温度は120℃であるが、ここでは短絡時(短時間)最高許容温度は考えない。

 

今夏の真夏日、猛暑日にどのような状況になるかを確認する予定である。


 車庫屋根上のアマチュア無線    見難いが中央左側気温センサ      架台の温度センサ

   用ルーフタワーの架台      ぶら下がっている茶色の線      ビニルテープの中央

                                  近辺に這わせている同軸ケーブル

                                     5D2V 2本



4月23日の金沢市の気温の状況は、平均気温:13.9℃ 最高気温:19.9℃ 最低気温:9.6℃であった。(金沢気象台)