スーパーカミオカンデ


 本日、機会があって東京大学宇宙線研究所・神岡宇宙素粒子研究施設「スーパーカミオカンデ」の見学ができた。地下1,000mの深さの所にあると聞いていたのでてっきり立抗を降りて行くのかと思っていたがそうでなかった。横坑を4kmくらい入ったところに施設がありそこがちょうど山の頂上から1.000mの所であった。坑内は常時13~15℃位なのでこの時期は上着を1枚余計に着ないと寒い(事前に案内があったので持参した)。

 東大だけが研究しているのかと思っていたが国内13大学、1研究機関の約50人・国外17の大学や研究機関の約50人の研究者が入れ替わりやってきて研究しているようである(説明の研究者の話)。我々が行った時は日本人と外国の研究者が共同で計測器のセットをやっていた。最初にビデオで20分位の説明受け、その後施設内の説明は京大の研究者がやってくれた。

 詳しくは下記を覗いて見てください。

 
「神岡宇宙素粒子研究施設」

 光電子増倍管は11,129本あるが現在10本程度ダメになっているとの事であったが研究にはまったく問題はないと言っていた。見学はびっしり予約が入りなかなか取るのは難しいようである。国道41号線の神岡東茂住から神岡鉱業株式会社さんのマイクロバスに乗り換えて施設に入る。マイクロバスの関係で1回最大28人の見学が限度。

 写真1・施設の入口。超先進的な設備だが「山の神」に畏敬の念をいだき「しめ縄」が飾られている(亜鉛、鉛を採掘していた当時からの物かも)。施設は神岡鉱業㈱さんの採掘跡地を借用しているようだ。

写真2・光電子増倍管、説明の研究者の話によれば1本30万円位との事であった

写真3・コントロールルームのモニタ画面(時々刻々、取得しているデータを表示)