11月の地元紙の報道によれば北陸電力(北陸三県:富山県・石川県・福井県)は来年4月1日から夜間料金を値上げすると報道があった。北陸の三県の家庭向け116万件のうちオール電化住宅向けなど7プランを利用するのは39万世帯で、このうち最も契約者の多い「エルフナイト10プラス」の契約者が7割を占めている。この「エルフナイト10プラス」のモデル料金でみると月平均555円の値上げになると試算している。我家の契約も「エルフナイト10プラス」である。
このため北陸電力は夜間の料金単価を概ね1kWh当り1円値上げするとの事である。一方、太陽光発電などが拡大し需要の落ちている昼間の料金単価を1円引き下げるとの事である。モデル料金でみると月17,038円から月
17,593に値上げとなる。
昼間の料金単価を1円下げても我が家では年に 700円(月に60円)弱安くなるだけで値上げには変わりはない。
過去の電気料金の値上げの変遷は下表である。
電力会社は親方日の丸で、電気料金も原価積み上げ方式で、これ「なんぼ」やから「こんだけ」と積み上げていって原価をだし、儲けも入れてこんだけと算出する。気楽な・・・である。普通の会社はどうやって利益を出すか、或いは、赤をどんだけ減らすかと四苦八苦しているのに・・・である。
先日のローカルのTV放送で十年以上停止している志賀原発に北陸電力の社員、協力会社も入れて毎日800人余りが設備の維持管理、保全に従事しているとの事であった。仮に北陸電力の一般職が500人として、年収600万円(昔、700万円と聞いたことがある。ネットで見ても630~700万円程度である)として年間30億円である。
原発は安全なものだと信じこまされていたが、「けつまたじ」→ 故郷の方言で、人間様の下の世話、転じて「あと始末」等の意に故郷では使われている。原発廃棄物の処理方法も決めない(決められない)で原発運転なんてとんでもないことである。
夢の原子炉と言われた高速増殖炉「もんじゅ」の廃止処理とか、核燃料再処理工場の工事完成が毎年延期されて25回とかで完成予定を25年も経過しているのに今だ完成せずである。
金沢弁でいえば「どうなっとんげん」ある。