なんでごちゃ混ぜに使用するとダメなのか?わかり易く説明すると、2本以上直列につなぐと、仮に電池の容量が50%の電池と100%の電池を直列につないで放電(使う)させると50%までは正常に放電するが、50%のものは0%(空)となり100%の電池は50%残っている事になる。この状態では1本分の電圧しか残っていないので機器によっては動作しなくなる。また、1本分の電圧でも動作する機器の場合は50%残っている電池の力で、0%になった電池を強制的に放電させる事になり場合によってはP(プラス)とN(マイナス)が逆転する転極現象が起きる。このようになると電池の内部で異常反応が起こり急激にガスが発生しガス抜き弁が動作し外部に液が漏れる。これが機器を腐食させる原因となる訳。
容量の少ない電池と多い電池を直列にして放電すると容量の少ない電池で問題が発生する。電池は製造した瞬間から自己放電(電池を使わなくても内部でわずかだが放電が始まる)が起こり徐々に容量が減っていく。そんな訳で機器に2本以上の電池を入れる場合は同時期に購入した同じ型式の電池を入れる必要がある(パックになって販売されている理由)。
並列の場合は電圧の高いものから低い電圧のほうに強制充電される(乾電池はもともと充電できない仕組で製造されている)。充電されると異常反応として電池の内部でガスが大量に発生し液漏れの原因となる。
世の中には乾電池も充電できますと言って、乾電池用の充電器が販売されているが多少は充電できるがマユツバものなので各乾電池メーカーや電池に詳しい人は否定しています。使用すると場合によっては破裂する事がある。
最初に乾電池(充電出来ない)が出来たのでこれを1次電池(プライマリ電池)と呼んでいる。二番目に出来たのが蓄電池(充電できる)なので2次電池(セコンダリ電池)と呼んでいる。
ごちゃ混ぜの乾電池