コイル電圧が直流24Vの電磁接触器(MC)を切った時に発生する逆起電力の状況をみた。ダイオードを並列に接続した場合は逆起電力の発生はないが(ダイオードが吸収)単にコイルだけでは30倍程度の電圧が発生する(開閉のタイミングによって値は変わるが)。
ランプ負荷を接続した場合、W数の大きいものは逆起電力の値は低いが減衰に時間がかかる。コイルに表示灯を接続する場合はダイオ-ドを並列に接続するとか、コイルに接続しないで接触器の補助接点を経由して取れば逆起電力の影響はない。
2Wの白熱球では感じないが1Wの白熱球は切れる時に一瞬非常に明るくなる。LEDはわからない。1Wの白熱球は1万前後の開閉でお陀仏になったがLEDは10万回以上の開閉でもお陀仏にならないので途中で開閉を止めた。
写真1・測定した三菱SD-N11電磁接触器(MC)、白熱及びLED表示灯、ダイオード
図1・電源入りから切にした場合のコイルのみの両端の電圧の変化
図3・コイルに30V、2W白熱球を並列に接続した場合
図4・コイルに30V、1W白熱球を並列に接続した場合
図5・コイルに24V、0.26WのLEDを並列に接続した場合