溶融亜鉛めっき(記号HDZ・俗称 亜鉛ドブ漬)の上に塗装したものをよく見る(塗料が剥がれて下地が出て亜鉛ドブ漬と判る)。私はめっき地肌の灰色(めっき当初はピッカピッカの銀色)のままでも問題がないと思っているが、世の中にはめっきのままだと「美観」に問題アリとしてめっきの上に刷毛塗りや吹付塗装をしたものを駅構内や高速道路のSAその他で見ることがある。
しかし、めっき表面と塗料の密着性が悪いので年月が経てば「化けの皮」が剥がれ、ところどころ剥がれるとか、全面的にべロッと剥がれているのをよく見かける。
下の写真はJR金沢駅で見た雨水配管の「亜鉛ドブ漬」に刷毛塗りしたものであるが、ところどころ剥がれて見苦しい状態になっており、当初の設計、施工者の意思に反した結果となっている。
金沢駅近くのあるホテルの駐車場の鉄骨は全て「亜鉛ドブ漬」ですっきりしており市街地なので50年近くたってもそのままの状態を保っていると思う。ちなみに我家の駐車場は亜鉛ドブ漬で塗装無しである。