悪さする静電容量

 制御盤と現場盤や機器接点を電線(ケーブル)で接続して所定の動作(シーケンス)をさせる事が日常的に行われているが制御盤と現場盤や機器接点間の距離が長いと色々と不都合が起きてくる。 
 
 例えば、「入り」の信号が入っていないのに補助リレーや電磁接触器、開閉器が動作したり、「切り」信号がきたのに(入れたのに)これらが切れない。あるいは、入り信号がないのに停止表示灯と運転表示灯、故障表示灯が同時に点灯するなどである。 
 
 図1は普通にみれば誤動作を起こす訳がないが距離が長い場合、電線(ケーブル)相互間の靜電容量が無視できなくなり図2の様になる。