最近、電車に乗る機会が多く北陸電力、関西電力、中部電力の送電線を往復の車窓から見る機会が多くなった。もう半世紀前に、送電線のインダクタンスはインダクタンスで、キャパシタンスはキャパシタンスで、三相とも値が同じようになるように「撚架」を行うと聞いた事があった。しかし、車窓からは見える送電線は撚架をしている様子は無く三角配置と垂直配置のきれいな鉄塔ばかりであった。
そこで、知り合いに北陸電力で撚架をしている鉄塔が無いかと聞いてみたら富山県射水市小島の大島小学校の前の154kV1回線と66kV2回線のうちの154kV1回線にそれがしてあると聞いたので早速先週行ってみた。
現地に着いたころからあいにくの小雨になったが写真に納めてのが下のものである。赤相は撚架なし、白相と青相は入れ替わっている(撚架)のが判る。後で昔の教科書を見ていたら撚架は2径間で行うと出ていたので近いうちにこの前後の鉄塔をみてみたい。WEBで見た撚架は1本の撚架鉄塔で行われていた。