変わった鉄塔


 長い間、近所に「変わった鉄塔」があるなぁ~ぐらいにしか思っていなかった鉄塔を先日、散歩のついでに良く見てみたら、鉄塔の下には和風建築の「鞍月(くらつき)変電所」があった。今も田んぼが多くあるが昔は田んぼだらけの真ん中にこの鉄塔があった。   
   
 「北金沢変電所」から「金石変電所」への77kV特高配電線の途中のこの「変わった鉄塔」から特高ケーブル2回線でこの下の「鞍月変電所」へ送っている。   
   
 1960年代後半からこの付近の宅地造成が進んだことや、1990年代の後半には新石川県庁の建設が始まり2002年に完成した。そんな訳で付近の電力需要に対応する為に鉄塔からケーブル分岐をした「変わった鉄塔」が生まれ「鞍月変電所」が出来たようだ。   
   
 都会では屋内変電所は珍しくないが「鞍月変電所」は近隣の建物との調和を図るため和風建築になったものと思われる。