先週、愛媛県道後温泉のホテルの5階の窓から四国電力の高圧配電線に接続されている柱上変圧器をみた。
写真左は見るからに年季の入った柱上変圧器で、写真右の物はトップランナー方式の最近の物の様で放熱用フィンもない。どちらも異容量V結線の様である。
地図で見る限り、海からの距離は7kmくらい離れているので塩害によるさびではなく普通に年月をかけて錆びたものと思われる。
それにしてもここまで錆びた変圧器はなかなかお目にかかれない。たまたま塗装が悪かったのかも?各電力会社の更新時期はどうなっているのか?である。
一般社団法人日本電機工業会(JEMA)によれば油入変圧器の更新推奨時期は20年で平均更新年は27.6年であると報告されているようである。
しかし、キュービクル式高圧受電設備 JIS C4620 : 2004 の解説にによればキュービクル内設置の油入変圧器の油の温度上昇値は有る条件内であれば、50K(℃)から60K(℃)にしても寿命は30年以上十分期待できるとしている。こんな訳で昔は油の温度上昇値は50Kであったが現在は60Kとなっている。
JEMAでは更新推奨時期20年、キュービクル式高圧受電設備のJISでは油温上昇を60Kにしても30年以上の寿命があるとしている。20~30年以上の幅があるが使い方次第で短くなったり、長くなったりでどっちにも転ぶ。
私の知る限りで有るが設備、機器は長くて25~50年の間で設備そのものがなくなっているか、設備、機器が更新されているようである。
2007年12月からほぼ毎日、ジューサーを使っているが5年保証のギリギリの昨年壊れた。そんな訳で修理に出して使っていたがついに今日(6月13日)動かなくなってしまった。寿命である。回転部分や可動部分のあるものは使用状況によって変わるが家電製品のジューサーは一回修理して次回壊れたら寿命だと思う。家電量販店に行って替わりの新しいものを買ってきた。価格は前より高くなっていた。