引込開閉器盤の錆


 勤めていた会社は15年程前に幻の道路計画が本決まりとなり別の場所に移転した。当時、の通勤途中の道路沿いに既製品メーカーの写真の引込開閉器盤があった。     
     
 先日、久しぶりにその道を通ったが、塩害地区のせいもあってその引込開閉器盤はサビサビになって側面は完全に孔が明いて中が見える。     
     
 自宅から半径2km程度を散歩コースにしているがこの手の引込開閉器盤が多く見られる。錆びは雨水が溜まりやすい所から発生し放置しておけば全体に広がっていく。     
     
 高圧受電であれば、電気主任技術者、保安協会とか電気保守管理技術者が管理をしてい るが、低圧引込なので管理責任者は建物の所有者となる。  

 分っていていて放置しているのか、更新の金が無いから放置しているのか・・・である。電力量計は防雨構造なので良いとしても電灯、動力のMCCB(ELCB)は裸のままである。まだ当分はいけそうであるが

(^-^)・・・       
       
 ただ、このようなものでも月に1回の検針があるので検針員のオバちゃんを電力会社が教育をして、報告させるようにして何らかの手を打たないと・・・       
       
 そのうちにスマートメーターに切り替わるがどうなっていくのだろうか・・・       
       
 このような錆びによる腐食を防ぐためにステンレス鋼板や普通の鋼板に亜鉛溶射又は亜鉛・アルミ溶射をしてその上に塗装をして防錆しているものもある。       
       
 一番確実なものは「溶融亜鉛めっき」の通称「亜鉛どぶ漬」である。めっき上がり当初はピカピカだがそのうちに灰色のくすんだ色になって落ち着く。これを嫌う建築とか設備設計者?は塗装をして美観?を保とうとして塗装をしているがよくベロンと塗膜がめくれているのを見る。       
       
 関連として「生活あれこれ」 No.148 2011.7.8 溶融亜鉛めっき(亜鉛どぶ漬)の上の塗装がある。