接地線(アース線)の色別


電気あれこれNo.18の「相記号と色別」で接地線(アース線)の色別も載せたが、No.25の「洗濯機の消費電力ほか」の東芝の洗濯機に付属していた接地線の電線色別は写真のように緑/黄のしま模様の1.25sq(スクエア→私なんかはスケアと呼んでいる。平方ミリメートルの事)の電線(VSF:単心ビニルコード)であった。

これまで我家で購入した電気製品の接地線は全て緑色であったが今回初めて緑/黄のしま模様の電線になった。

我国の電気設備に関する法的なものは昔は「電気工作物規程」と呼ばれ現在は「電気設備の技術基準」と呼ばれるものがそれである。そして、それを補完するものとして民間規程の「内線規程」その他の規程がある。この「内線規程」の中に接地線の色別が規程されている。それを要約すると接地線の色は、緑色または緑/黄のしま模様と決められている。やむを得ずそれ以外を使う時は端末及び適当な箇所に緑色テープなどにより接地線であることを表示する事となっている。

過去の詳細は忘れてしまったが接地線に白色や黒色の電線を使った記憶がある。緑/黄のしま模様の電線が登場したのは1975年以降かと記憶している。しま模様の電線については調べてはないが国内の規格や規程をISOに整合させていく事から欧米の考え方を取り入れて緑と緑/黄の2本立てになっていると思うが如何?。

20数年前に某役所の仕事で緑/黄の接地線を使ったことがある。それ以降は時たまある程度である。全国的にも極めて使用量は少ないと思っている。

手前が参考としての14sq、上が東芝の洗濯機に付属の1.25sqの緑/黄のしま模様の接地線。調べてみたら東芝、松下、シャープは緑/黄で、日立、三菱、三洋は緑であった。