TVの省エネと言う事でネット上では色々な記述がある。それを拾ってみたら下記の物があった。他にも色々あったが省略。
Panasonic「Q&A」から、
本体で電源を切るのと、リモコンで電源をオフするのとでは、消費電力はほとんど変わりませんが、本体の電源を切ることで微量ながらリモコン信号を受ける為の待機時電力を節約することができます。ただし、番組表などデジタル放送で送られる情報が自動ダウンロードできなくなりますので、リモコンで電源をオフしていただくことをお薦めします。
三菱「Q&A」から、
主電源が切られた状態では、電子番組表のデータや、ソフトウェア更新等に必要なメンテナンス情報も取り込めなくなります。長期間留守にする場合や、本体に異常が生じた場合以外は主電源を切らないことをおすすめします。
その他のもの
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節約のため、使わない電機製品のコンセントは抜く、などをしています。テレビなどは、リモコンで電源を切るだけではなく主電源を切った方が節約になると読んだことがあり、リビングや自分の部屋のテレビはそうしています。
待機電力のカットによる節電を考える場合、常時通電が不必要な電気機器に限ってコンセントを抜く事を基本と考えます。
昔のテレビはブラウン管式だったので、スイッチを入れてすぐに映るようにブラウン管を余熱しておく必要があり、待機電力増大の大きな要因となっていました。しかし、今は液晶式やプラズマ式のテレビが主流になり、余熱の必要がなくなったので、テレビの待機電力は大幅に下がっています。
内蔵時計機能の狂いの他にも、テレビ番組表のデータ通信を行えなかったり、予約録画ができないなどの不具合が発生します。
最新のテレビは、待機時の消費電力が、0.03W/時と非常に低くなっていて、まるまる1年間(1日24時間、365日)待機したとしても、その電気代は、約6円です。その3倍の0.1W/時としても、約20円に過ぎません。
「リモコンオフ」と「主電源オフ」の状態からテレビを起動させた場合にどれだけ電力がかかるのか、起動から一定時間(5分程度)までの消費電力量をはかってみると、主電源オフからの起動のほうが、電力量が大きい。
薄型テレビは購入時に最も電力を消費する「鮮やか」になっている場合が多いので、これを「標準」や「おまかせ」にするだけでグッと節電になる。
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実際にどうなのかと思い電力の状況を見た。二つの例だけであるが面白い結果になった。下図の「上」の物はTVをリモコンで点けてから40分強でリモコンで消したら、5分程度、10Wの電力を使い電力はゼロとなった。この5分程度の電力量は0.00089kWhであった。
下図の「下」のものは1時間TVを点け、リモコンで消したものである。今度はリモコンで消した後20秒ほど経過後ゼロになった。1時間TVを点けたときの電力量は0.02091kWhであった。20W程度の電力使用であるのでこの電力量は納得である。
待機時の電流を測ってみると4mA弱(クランプメータ)であった。仮に、力率を100%とすれば0.4Wととなり年間では3.504kWhとなり単価22円として77円である。が、コンデンサインプット形整流回路では力率が100%はあり得ないので実際はもっと小さな値であると思う。機会があれば工夫して測定したいものである。