一般的に電気機器具、部品の100V定格のものに200Vを印加すれば瞬時から2時間くらいで焼損に至るがそうでもないものがある。
昨年12月12日からオムロンの汎用リレ-のMY-4Nのコイル定格100Vに200Vを印加しているが一向にくたばらない(ケース温度は90℃前後になる)。当初は温度センサをつけて温度変化を見たがくたばる様子が無いので外してしまった(^・^)(写真1のリレ-ケ-ス外側のテープはセンサ固定用のなごり)。室温は10~20℃くらい。
MY-4NもMY-2Nも同じ定格のコイルであるがMY-2Nについては90分程度で焼損となった。この違いは何なのか?多分放熱面積(体積)の違いかなと思う。MY-4Nのリレ-ケ-スは茶色く変色しているが室温の低い現在は当分の間は持ちそうであるがいずれアウトになる運命である。こんな状況であればMY-4Nを使った場合は200Vの操作回路(制御回路)は長時間印加の回路のみ200V定格を使い他は100V定格を使っても何ら問題なく使えるのではと言う事もできる(^・^)。
小型の1~2VA程度の表示灯用の一部のトランスでは、トランス2次側を短絡しても温度が高い状態(温度上昇で45K程度)でかなりの時間焼損しないで頑張っている事も確認している(31日間まで確認済み)。
写真1・MY-4Nのコイル定格100Vに200V印加後73日経過、ケースは茶色く変色しているがまだくたばらない。2008年7月28日約7ヶ月半経過してようやく最右端の1個がくたばった(コイル焼損・断線)。2008年9月19日左より2個目がくたばった。
写真2・MY-4N(左)とMY-2N(右)の外形(新品)
写真3・MY-4N(左)とMY-2N(右)の外形(新品)