省エネ電球の照度・その3


 これまで正味27Wの普通の蛍光灯アームスタンドを使っていたが省エネ電球用のアームスタンドに替えた。机上から50cmの所に電球を置き照度を測ってみた。電球は100V、0.18A、力率0.556、消費電力10W、60形、全光束700ルーメン、定格寿命13,000時間のパナソニックのパルックボールである。       
       
 今回は「瞬時に明るい」と言うものである。点灯直後(1秒後)に224ルクス、30秒で505ルクス、 
51秒経過後に電流波形が変わり一瞬暗くなる。1分後に527ルクス、5分後599ルクス、10分後59    
3ルクスその後はほとんど変化はなく1時間経過でも588ルクスであった。室温25℃で点灯1秒後に 約60%の明るさになると箱に記載されているが室温が19℃弱で測定したので224/588≒38%程度の明るさにしかならなかった。       
       
 事務室の照度は労働安全衛生規則では300ルクス以上で一般的には300~700ルクスであるので600ルクス弱で問題のない照度である。これまで使用していた蛍光灯アームスタンドは長く使っていた割には照度は落ちていなくて840ルクス前後であった。27Wと11Wの差かと思うが感覚的には差はあまり感じられない。       
       
 点灯直後の消費電力は30Wで電流波形が変わった51秒時点で12Wとなり10分後には11W程 度となりその後は変化がない。照度は多少落ちるが27W→11Wなので16W程度の省エネとなるが1日5時間使用しても年間600円弱の効果しかない(20円/kWhとして計算)。アームスタンドが1280円で電球が1332円の計2612円なので元を取るまで4.4年かかる計算になる。