重すぎる溝蓋(みぞぶた)は考え物


 自宅の側溝の蓋は、1971年に家を建てた時は、厚さ4.5mmの縞鋼板に錆止めを塗ったものであった(私の親父か私の兄貴の作)。大きさは1220mm×810mmで質量は約36kgであつた。転勤で長く家を空けたことなどから1993年に家を建替えた。

 建替時、1971年製の溝蓋はかなり錆びていたがそのまま使い不足分を製作した。1993年製作の溝蓋(私の兄貴の作)は、縦横は同じだが厚みを4.5→9mmと倍にし車が通行しても大丈夫なものとした。かつ、溶融亜鉛めっき(通称、亜鉛ドブ漬けと呼ばれるものでJIS H8641の2種HDZ35)として私が天国に行っても錆びないものとした。

 厚みを倍にしたので当然、質量も倍の72kg位となり、春の町内の一斉溝掃除の時は蓋をまくるのがシンドイ。私自身の加齢は防ぎ様がなく馬力も無くなっていく、そんな訳で1971年製の溝蓋が錆びてボロボロになってきたので今回は、と言っても3年前だが横寸法を半分にして、質量も半分にした。これでこの分(会社に出入りの業者さんに製作依頼)は前よりもかなり扱い易くなった。

 家の新築、増改築の場合は保守点検も含めて物の質量(重さ)を考えないとまずい。若いうちは良いが「おじじ」になって体力がなくなってきても取扱いが容易でないと難儀するのは自分自身だ。参考としていただければ幸いです。

 1996年頃かと思うがようやく金沢の私の住んでいる田舎にも下水道が布設された。これまでは生活排水が全て側溝に流れていたが、これが下水道に流れるので側溝にはヘドロもたまらず掃除も楽である。が、水道代(下水道分含み)は高くなった。