みのむしクリップ


 下図はミヤマ電器(株)のミノムシクリップの定格である。

          
 電流容量3Aはどこからきたのか?である。クリップに2sqの電線を半田付けし相手側2sqも心線出ししたものに挟み込むとか、圧着端子を付けたものに挟みこみして連続20A通電でもクリップの温度上昇は30K(30℃)以下である。  

          
 アバウトであるがクリップの厚み0.4mm 先端を除き最小幅 6mmで材質は真鍮(黄銅)で断面積は0.24sq 導電率は30%程度なので0.24×0.3で銅に換算すれば 0.072sqとなる。   
   
 0.9sqのIVの許容電流は17Aなので17×0.072=1.224A 上下合わせて2.2448A アバウトで3Aにしたのかも。   
   
 現実は電線と違い放熱面積が大きい事や挟む相手が2sq以上なので温度上昇は少なく20A程度連続通電しても問題がないようだ。