お酒が飲めない


 昨年の福岡の酔っ払い運転での子供3人の事故からさらに飲酒運転の取締りが厳しくなった。それにあわせ厳罰化の法整備も進んでいるようだ。それでも件数は少なくなってきているが酔っ払い運転が後を絶たない。この金沢近辺でも本来、模範となるべきタクシードライバー、地方自治体の役人、報道関係の連中までも飲酒運転で捕まっている。そして会社を首になるとか、役所では謹慎、降格などの処分を受けたとの報道がある。民間に比べ役所の処分は甘すぎる。即、首が正解と思うが如何。

 こんな社会情勢で聞くところによると金沢近郊の回転寿司とかの飲食関係の客足がサッパリな様である。私が子供のころは車も少なく交通事故(自損事故)があった場合は「酒を飲んでいたからしゃぁないわ」で済んでいたのどかな時代であった。いつの頃か正確には思い出せないが私の勤めている所では昭和40年代後半に飲酒運転追放宣言をしてそれがローカル紙に載った事があった(飲酒運転で捕まれば即、クビです)。

 車社会の現在、市内に飲みに行くならタクシーやバスが使えるが遠方ではそんな訳にもいかず、どうしても車を使う。バス、JR、タクシーを乗り継いで行く事も可能だが時間がかかる。そんな訳で遠方の酒席に出る場合などは、昔だったら飲んだ後に一眠りをすれば酔いもさめ家に帰ることも出来たが、今はそんな訳にいかない。すきっ腹に飲めば酔いが回るのが早いが、腹に物が入っていれば酔いはあまり感じない。飲酒後の自分のアルコールの血中濃度特性を測定したことがないので捕まったらヤバイので一切止めている。

 晩酌をしても1時間後には酔いはさめたと自身では感じているが機械で測定した場合はどうなるかを見てみたいものである。

 そんな訳で昨年から車で行った酒席の場合は、酒には手を出せず料理だけを食べる羽目になっている。過去にノンアルコールのビールを飲んだ事があるが「なんじゃこりゃ」という味であった。今月もそんな席が2回もあるが、せっかくの料理を前にしてお酒を飲めないのはなんとも味気ない。この辺の言葉で言えば「あいそもくそもねぇ」と言うことになる。