PCのAC100V側から見た電流・電圧・電力・力率の状況


生活あれこれ No.351 2022年01月13日に「PCのキーボードにコーヒーをこぼした」を載せた。このPCは「DELL製」である。いつアウトになるか分からないので初めて「Lanovo製」に替えてみた。

 

「Lenovo製」は、AC100V電源を入れてみると、えらく電流と電力の数値が机上前のマルチメータが上下を繰り返している。「DELL製」の場合、変化はあっても最大で10W強である。

 

そんなわけで、LenovoのAC100V側から見た電流・電圧・電力・力率の状況を見た。その状況が下図である。DELLは割ときれいに見えたがLenovoは画面の反射を抑えているので解像度が悪い?と感じる。他のソフトでもこれまですっきり見えたもの(DELL製)が Lenovo製は見にくくなっている。

 

測定前の電力量の指示値は385.96926kWhで測定終了後の指示値は385.97282kWhでその差は0.00356kWhで

測定中の使用電力量は0.00356kWhとなる。通電時間は22分32秒であった。時間に直せば≒0.376hである。平均的な電力は0.00356/0.376≒9.468Wである。

 

Lenovoの型名は、「IdeaPad3 15ALC6」 15.6吋 メモリ8GB SSD256GB WIN10である。 DELLの場合よりおまんまを食べるようである。DELLはメモリ4GB、SSD480GBである。

 



参考にDELL製のもを上表と同じ条件で採ってみた。詳細の個別表記は省略するが、Lenovoと比べればDELLは変化がおとなしい。かつ、突入電流も少ない。下表参照

測定前の電力量の指示値は385.97981kWhで測定終了後の指示値は385.98237kWhでその差は0.00256kWhで

測定中の使用電力量は0.00256kWhとなる。通電時間はLenovoと同じく22分32秒とした。時間に直せば≒0.376hである。平均的な電力は0.00256/0.376≒6.811Wである。

 

Lenovoの例は設定時間経過による負荷断やスリープによる負荷断があるが、DELLのものはそれがなくても平均的な電力は、6.811Wである。Lenovoは9.468Wなので、(6.811/9.468)×100≒72% LenovoはDELLより3割以上余計(負荷断を考慮)におまんまを食っていることになる。

 

おまんまを余計に食う理由は専門でないので解らないが メモリのGB差、SSDのGB差かな、或いは回路設計の・・・と思う。それにしても突入電流が多いし、PCでこんなに上がり下がりがあるのは・・・

 

記録計は日置 8421-50、マルチメータは三菱ME110SS 1A定格を使用