充電式電池


 マンガン、アルカリの乾電池の定格電圧は1.5Vであるが新品時の無負荷電圧は1.6V以上ある。最近は定格電圧1.2Vの充電式ニッケル水素電池が多く使われている。これの充電終了直後の無負荷電圧は1.4V程度ある。    
    
 充電式ニッケル水素電池は、我家では、懐中電灯、携帯ラジオ、ICレコーダ、卓上・柱時計、電子手帳、テスター、体組成計(体重計)等に使っている。    
    
 仕事で使う電気機器であれば定格電圧±10%とか±15%の表示が取説等に記載されているが家電製品やこれらに製品には、単にAC100V,50/60HzやDC9V(単二乾電池×6本)、単三形乾電池1本、電源 DC1.5V×2 単三形マンガン乾電池(R6P)×2 等と記載されている。    
    
 商用電源の場合は電圧の上下はあるが、電池の場合は乾電池でも充電式電池でも製品完成、充電完了した直後から自己放電が始まり電圧は下がっていくが上がる事は無い。    
    
 定格電圧1.5Vと記載されているものに定格の8割の、定格電圧1.2Vの充電式ニッケル水素電池を使用しても問題なく動作すると言う事はこれらの機器は定格電圧1.5Vの0.667(2/3)~1.1倍(1V~1.65V)の範囲で動作を保証?しているのかと思う。    
    
 充電が完了した直後のニッケル水素電池に負荷抵抗10Ωが繋がれているBATTレンジで電池電圧を測定して見ると1.36V程度を指示した。    
    
 このテスターの場合、写真のように0.9V~1.8Vの目盛がありこの範囲の電圧であれば物によっては1.1V以下でダメなものもあるが一応は動作する電圧で無いかと思う。    
    
 テスタによってはHiレンジ(負荷抵抗6Ω)とLoレンジ(負荷抵抗30Ω)のものがあり大きな容量のものはHiレンジで、小さな容量ものはLoレンジで測り0.9V未満(赤目盛)は取り替え、0.9~1.1V未満は物によっては使えるかも、1.1~1.6Vの範囲(青目盛)であれば良好というものもある。