規格が無い?


物作りをしているが、国家規格であるJIS規格や各種の団体規格、ガイドライン、各種団体の仕様書などがあるので仕事がやりやすい(たまにはキツイ仕様もあるが)。計測器にしてもJIS規格があるので誤差などはクラスによって決まっているので使うほうとしては安心である。しかし、世の中にあまり流通していないも

のとか特殊な電気機器具はそういった規格がなくメ-カ-独自の規格と言うか仕様で製作されている。

先日、海外製品の電磁波測定器(プロ-4040・13Hz~75kHz)を購入したが精度が±1%と言うのは判るが、周波数帯によって±0%とか、誤差<-3%などと取扱説明書に記載しているがどう言うこっちゃと言いたくなる。が、これはだまっていよう。これにはレンジが3つあって、19.99mG(ミリガウス)-199.9mG-1999mGだが1999mGのレンジにしても000.0と小数点が表示されるではないか、不良品と言うことで送り返したら代品を送ってきた。代品を使っていたら今度は表示の液晶部分に異物(小さな部品の一部)が出てきた(写真1参照)。これまた昨日送り返した。

 一般的には製品には型名が入っているのにこの電磁波測定器はどこをみてもプロ-4040の表示がなく大まかなMODEL・UHSと輸入販売元の名称とTEL,FAX番号が入っているだけである。まあ損をしても5万円ちょいなのであきらめもつく(^◇^)。国内製品も手元にあるがこれはDCとAC50/60Hz用なのでインバータやその他の周波数の高い物には不向きなのでと言う事で購入したのだがワヤである。また現在、磁束密度の単位はテスラ(T)なのにこれは昔のガウス(G)である。国内製はテスラになっている。

松下の20Wの蛍光灯の管球の中央部を計ったら国内製0.31mT(3.1G)、海外製の4040は86.6mGを指示し私の頭は目下混乱している。調べてみよう。


  

 写真1・表示面に異物が出てきた電磁波測定器