本当に変わるの?ボルト、ナットの二面幅


 日頃、M3~M16程度のメートルねじのボルトやナットを導電部や構造物の締付に使っている。2009年12月31日限りでJIS B 1180 「六角ボルト」の付属書1(規定)に記載の現在流通している二面幅(にめんはば)、M10の17、M12の19、M14の22が廃止となり17が→16に、19が→18に、22→21のISO規格の二面幅のものに変わることになっているが本当に変わるのかな?と疑問である。

 何故かと言えば、1968年に廃止されたウイットねじ(インチねじ)が40年を経過した今でも堂々と市場に出回っていて建築関係に使用されているのがいい例だ。お陰でメートルねじに慣れている私なんかはメートルねじのナットが2~3山しか入らないウイットねじのボルトに出くわす事がたまにある。

 それと、カメラと三脚を固定する「ねじ」はなぜか世界的に1/4のユニファイねじ(インチねじで直径は約6.4mm・一段大きな3/8インチ、約9.5mmもあり)である。メートル法の世の中なのに何故かアメちゃん(他に英国、カナダも使用)のご機嫌をとってユニファイねじがある事も気に食わない。メートル法のお膝元のフランスにアメちゃんが楯突いているのかも。オバマよろしく「ねじ」もCHANGE、チェンジでメートルねじに一本化できないものなのか。

 ISO(国際標準化機構)規格なんかと偉そうな事を言っても大国のエゴが通っているようじゃ「だちかんなぁ~」と、わしゃ思う。

 二面幅は写真を見てください