nS(ナノ・ジーメンス)


 先日買ったテスターを見ていたら「Ω」の所に「nS」なる見慣れない記号があった。なにかなぁ~と思って取扱説明書をみた。「nS(ナノ・ジーメンス)」です。とあり、説明にはコンダクタンス測定は、抵抗の逆数を表示しますとあった。       
       
アドミタンス、コンダクタンス、サセプタンスはZ、R,Xの逆数なので単位記号は「Ω・オーム」の記号を逆さにした「℧・モー」と半世紀前に習ったが勉強不足で何時、単位記号が変わったのか?であった。半世紀前は物理は「CGS単位」で電気は「MKS単位」で習ったもので今では「MKS」が発展した「SI単位」に世の中が変わっている。       
       
 日常、このアドミタンス等は特別な事が無い限り使っていないので「SI単位」をボケっと見ていて「ジーメンス」と言う言葉は知っていたが何の単位かを確認していなかった。       
       
 ここまではこれでいいのであるがこのレンジでは「510.00nS」まで測れるので2MΩ~100GΩまで測定できる。1000Vメガーでは1000~2000MΩ(2GΩ)まで測定できるがそれ以上は無限大である。高電圧絶縁抵抗計ではDC5kVで5TΩまで測定できる様だが凡人の私にはその大きさの想像がつかない。2000MΩを超えればみんな無限大の世界である(^-^)。