進相コンデンサ


世の中、昔に比べ段々と複雑になってきている。2011年版の内線規程が2016年版となった。世の中の動きにつれて内線規程の内容も改訂、追加され901頁が952頁になった。

 

電動機の進相コンデンサもお上からの「トップランナーモータ」の使用促進により、以前の電動機と新しい電動機に区分けされて進相コンデンサ取付容量が決められた。

具体的には、以前のものはこれまで通りの取付容量でOKだが、トップランナーモータの場合はモータの極数(2,4、6極)によって取付容量が変わる事である。

 

低圧受電であればいやでもこれに合わさないと電力会社からクレームが来るはずである。高圧受電の場合は一括で進相コンデンサを設ける事がまだ多いが、省エネと言う事で負荷に個々に設ける場合もある。

 

設備設計事務所や設備工事会社が極数を選定する事になるが、それが、設備製作者(盤メーカー等)にうまく伝わるかが問題であるが・・・

 

国交省の28年度版仕様書では従来の取付容量を踏襲しているので過渡期間をおいてゆっくりと内線規程に移行していくものと思われるが・・・