理屈な計算機だが?


「理屈な」と言うのは石川県地方の方言?(言葉の意味)で、利口な、良くできた、うまく考えた、感心する、などのほめ言葉である。また、「電気あれこれ」で計算機がでるのもおかしいがここは我慢して見てください。

仕事柄M2~M20のビス、ボルト、ナットを使っている。が、主なものはM4~M12である。特にボルトはJIS B1180によるものであるがこれの二面幅はJISでは下記のようになっている。しかし、現実はISO規格によらないものが横行?している。B1180にもISO規格によらない物として横行?を認めているが有効期限は2009年12月31日までとしているがあやしいものである。

 M10は16だが→17の旧のJIS規格の物が流通(横行)している。
 M12は18だが→19の旧のJIS規格の物が流通(横行)している。


ところが残念ながらこの「理屈な計算機?」の二面幅はISO規格に整合したもので作られているので使う方としては現実に流通(横行)している二面幅と違うので、解っていないなぁと言うことになる。

前にも「アナログ計器の誤差階級」で載せたが我国では、十数年前より国際規格であるISO規格にJIS規格を合わせようとしているが色々な矛盾が生じている。一番良い例がこのボルトなどの規格である。欧州やアメリカなどはメートルねじなんかを使わずにユニファイねじ(インチねじ)をガンとして使っている。国内においても規格上は1968年に死に絶えたはずのウイットねじ(インチねじ)がいまだに堂々と使われている。

計算機の表示面のBの所、16、18が二面幅の寸法である。

理屈な計算機?