電車のパソコン電源


最近は、というよりここ十数年は年に何回しかJR北陸線や新幹線に乗っていない。たまたま先日、浜松の帰りに米原からしらさぎ号に乗った、指定席で3号車の1番Bになった。これまで気がつかなかったが1番のA,B,C,Dの座席の前にはパソコン用のAC100V電源があることに気がついた(写真・1)。最後列の22番にも多分あると思うが座席を進行方向と逆にしないと使えないと思う。

今回私も含めて使っている人は誰もいなかった。が、逆に使う人がいるのかな?と言う疑問もある。注意書きにはAC100V、1.5A(150VA)までしか使えないと表示している。配線用遮断器(MCCB)の定格電流が3Aなので一般的には80%掛けの2.4A(240VA)程度は使えるが公共施設?なので50%掛けに抑えているのかも。もっともノートパソコンの消費電力はせいぜい20W程度なので150VAでもお釣がくるが。

最近はPC内臓バッテリで長時間動作(10時間程度)が可能なパソコンも出てきており、それを売りにしているパソコンメーカーもある。お忙しいビジネスマン氏は、限定されたこんなAC電源は使わずにPC内臓のバッテリでどこでもで処理(仕事)しているのではないかと思う。現に米原駅のホームのベンチで内臓バッテリを使ってセッセ、セッセとパソコンに向き合っていた人もいた。これは、現在では携帯電話の充電用に利用するのが一番かも。

写真・1 上 座席の前の電源とテーブル、黒いところがコンセントで使用可能の緑ランプが付いている(使用が?の時は左の赤ランプが点灯する。見ていたら到着駅の手前で数秒間赤ランプが点灯する事があった)。パソコンはテーブルを手前に倒して置く

写真・2 上 電源使用上の注意書きの拡大


写真・3 上 電源パネルの小扉内のコンセント保護用の3AのMCCB(安全ブレーカ・SB)