DCマルチメータ


通常使用している「テスタ」もマルチメータの一種であるがここでは、電力用(1φ2W,1φ3W,3φ3W,3φ4W)

や直流用のマルチメータを指す。交流のマルチメータは20数年位前からあり、その便利さから今ではアナログメータの影は薄くなってきている。

 

メーカーとしては第一エレクトロニクス、三菱電機、ハカルプラス(旧:タケモトデンキ)などがある。

 

アマチュア無線機の電源用に送受信の時はトランス式の出力DC13.8V 30A(連続8時間)の物を使っているがその本体には確度の表示されない目安の電圧、電流計が付いている。受信のみの場合は、メータ無しのDC12V 2.5AのDCPS(直流電源装置)使い省エネを計っている。

 

電源は常時、電圧、電流が監視できない場所に置いてあるのでので今回、三菱の60角の物を机の前のパネルに付たが2.5級なので許容誤差は±0.75V, ±0.75Aなので13.8Vで0.75Vではちょっと都合が悪いので、邪道であるが「ゼロポイント」を動かして確度の高いデジタルテスタで測った値まで持ってきている。

 

そんな訳で電源を落とすと下の写真のアナログメータのようにゼロポイントがズレているのが判る。

 

これでは理屈でないので予備に1個孔を明けてあった110角(広角度)の所に広角の直流マルチメータの3点入力のものを第一エレクトロニクスの営業マン氏に協力願った。私が現役のころ会社では100%交流用の物しか使用していなかった。営業マン氏の話によれば直流マルチメータは需要が少ない様である。

 

3点入力の内訳は、1 : DC150V 2 : DC100mV(分流器用)3 : DC50Vとして、1は直流実験用で通常は使用しないでいる。写真のDC30Aアナログメータの分流器は60mV用であるが、これを暗算しやすいように100mVの物に替えた。

 

入力2は、4mVを指示しているので30×0.04(4%)なので1.2A(省エネ受信時)、入力3はDCPSの出力電圧で12.0Vを指示している。入力1は、使用していないので0Vである。

   アナログのDC30V,30Aの三菱YM-206(60角 2.5級)     第一エレクトロニクスTLC-110L(110角)

                                 (1.0級 アナログ出力は0.5級)

                              入力が少ないのでバーブラフは振れない

 

不要になったアナログメータの所はブランクプレ-トを付けて孔を塞いだ。