偽→真


   昨年は漢字一文字で表すと「偽」と言うことが大々的に報道されていた。広辞苑によれば、1、にせ。いつわり。いつわること。「偽造・虚偽」。2、[論]ア、対象と一致しない認識。イ、誤った推理。反対語は真。となっている。

 年末に新しく出来た集合型商業施設の金沢ベイに行った。たまたま今使っている安物の「刺抜き・毛抜き」が壊れかかっているのを思い出しある店で捜していたらあった。価格タグは315円になっていた。しっかりした金属製にしては安いなぁと思ってレジに持って行った。バーコードリーダで読み取ると682円と出てきた。

 「あれっ?315円になっておったぞ」と言ったら店員は商品陳列棚まで行って「確かにそうですね、うちの方のタグの置き方の間違いです。うちのミスですから315円を頂戴し、差額は値引きさせてもらいますと言った。私としては間違(安いと思った)いなら682円をもらってくれと何回も言ったが受け取らなかった。

 社員教育やマニュアルが行き届いているのか店員の判断なのかは判らないがしっかりしている店だと感心した。領収書の頭には、「親切なお店 マツモトキヨシ より良い品をより安く」となっていた。しかし、一方12月の初め山代温泉にある一応全国的に名の通ったコンビニを利用したが領収書の用紙がもったいないのか発行をしない。大抵は黙っていても領収証を発行、又は精算前に領収書の要、不要を聞いて来るのになぁ。石川県の方言で言えば「やっぱし山代はザイゴやわい」と言うことになる。

                領収書と買い求めた「刺抜き・毛抜き」