異容量V結線


  昔は、自家用電気設備にも単相変圧器を2台使ったⅤ結線や3台使ったΔ結線がありそれにより三相電源を得ていたが、30数年以前より新設の設備にはそのようなわずらわしい事はしなくなりそのものズバリの三相変圧器を使っている。

 その為、年代の若い人はそんなのは聞いた事はあるが見たことはないと言うし、実際にやっているのはVT(PT)2台の計測用のV結線ぐらいであると言う。

 そんな事は「ないやろいや」(方言)街を歩いたら電柱の上を「見いまいや」(方言)2本の変圧器が「ぶら下がっとるやろいや」(方言)と言っても電柱上の変圧器まで見ていないようである。

 商店など三相、単相電源がいる場所では容量の大きい単相変圧器と小さい単相変圧器を2本で異容量V結線として三相210Vと単相三線210/105Vを取り出している。三相容量が多い所では同じ容量の変圧器を2本使っている。我家付近の住宅ばかりで三相電源が不要なところでは単相変圧器が1本だけでOKである。

 V結線の変圧器2次側

写真1・容量の異なる単相変圧器50kVAと10kVAがぶら下がっている我家の近所の商店付近の電柱。

写真2・上の拡大写真

写真3・三相電源が不要なところは単相変圧器は1台だけでOK(我家に供給されている