高速増殖原型炉「もんじゅ」


 先日、ある団体の高速増殖原型炉 「もんじゅ」 の見学会があったので参加した。最初に入ったのはPR施設の「エムシースクエア」なる建屋であった。テロを警戒して入場の警備が厳しく、事前に住所、氏名、生年月日を提出した上、身元確認として運転免許証、パスポートなどの提示を求められ確認後、入門許可証が渡され早速それを首に掛ける事になった。  
  
 エムシースクエアで立体映像で「もんじゅ」の説明を聞いた後、各設備のおおまかな案内を受けた。次は施設専用のバスで次のナトリウム取扱研修棟へ行き、ナトリウムの固体から液体へ変化する状況、発火等を見た後、個体のナトリウムをピンセットでつかみ包丁で切る事を見学者全員がやった。ナトリウムの液体は水銀のように銀色で表面張力が強いのでこれまた水銀のように丸くなっていた(この施設までは撮影OKであった)。  
  
 この建屋をでてバスで展望台に移動し「もんじゅ」の全景が見てからいよいよ本番の研究開発センターへ行くことになった。ここも施設専用のバスで行き入口付近には福井県警の機動部隊が常駐しておりパトカー、装甲車まがいな物がある。施設から警備員がバスに乗り込んできて入門許可証のチャックを受けOKとなって建屋に入っていった。  
  
 ここで最後の関門があった。まず、空港のようなゲートをくぐり不審物の持ち込みが無いかをチェックを受けOKになれば次のゲートの入口の押しボタンSWを押しドアを開け中に入る。次に事前に教えられた4桁の暗証番号をたたいてOKであれば次のドアが開きようやく施設内に入れた。  
  
 身元の判っている我々に最後のドアは余分でないかと言うのが素直な気持ちである。  
  
 施設内の肝心の中央制御室などは入れてもらえず死んでいる出力28万kWのタービン発電機を見ただけでパ  
ットしなかった。北電と中電で見た生きた火力発電所のタービン発電機に比べれば小さいものであった。  
  
 それでも映像や説明、ナトリウムの切断や燃焼実験、設備の模型をみたので「もんじゅ」の概要は理解できた。  
  
 おまけ  
 日立、東芝、三菱、富士の重電各社も現場事務所をもってここでもしっかり稼いでいた。  
  

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もんじゅ敦賀本部